7月のまとめ(July.2022)

この投稿は、娘が「あなたがこれぐらいの大きさだった頃、こんなニュースがあったよ」ということが後から知れるように、今月個人的に気になったニュースをまとめている。

気になったニュース

7/8 : 安倍元首相が銃殺、参議院選挙の演説中

憲政史上最長の3188日首相に在籍した、安倍晋三元首相が暗殺された。その場で取り押さえられた犯人は、統一教会に恨みを持った二世信者だった。犯行動機は、教団の広報ビデオに出演していた首相を殺害し、怨嗟を世間に知らしめるというもので、結果として世間の耳目を集めた。

  • 統一協会が、法外な金額の献金を信者に求めていたこと
  • 政治は宗教分離が原則ながら、祖父の代から安倍家は教団の成り立ちに関わっていたこと

がそもそもの発端としてあり、(創価学会と公明党の問題も然りだが)公然のタブーのような問題に、最初は沈黙を保っていたマスコミも一斉に報じざるを得ない状況となった。なお、統一教会の献金が問題視されるのはこれが初めてではない。

また、タイミングも最悪で、参議院選挙の街頭演説中を狙った犯行は、警備体制の不備も厳しく指摘された。安倍・管両氏の後ろ盾で昇進したと揶揄される中村警察庁長官は、後に辞任。因果応報なのかもしれないが、結局選挙で自民党は大勝した。

安倍氏について少し個人的なことを書くと、以前富ヶ谷に住んでいた家は、首相の自宅から近く、警備管区内に入るぐらいご近所さんだった。いつも守られていると言いたいところだが、祝日には必ず右翼の街宣車が怒号と共に来たり、入れ替わる警備の警察は悉く感じが悪く足止めされて、まぁいい迷惑だった。官邸に住めよと。

政治的に好きなところもなく、官房長官のときに見た真摯さは年々失われているようにも感じた。同じ大学という共通点もなんら嬉しく感じなかった。この参院選で与党にも投票しなかったし、政治的思想は違うとも感じている。ただ、それでも人の死は痛ましい。首相退任後、高齢の母親を連れ添って歩く姿を近所でも見ていた。至近距離ですれ違ったときは、近づくまで草臥れたおじさんぐらいにしか見えなかったので、その無防備差にも驚いた。そんなご近所さんがいきなり撃たれて、絶命した。こんな形で亡くなるなんて、呆気無く、残念だったろうなと思った。

7/14 : 国葬が閣議決定

通常、国葬は天皇が崩御したときに執り行うもので、元首相など規定にない人物を、内々の閣議決定で国葬扱いにした岸田首相に批判が集まった。天皇と同列で扱ってよいのか?などもそうだが、議席の過半数を取っていながら(通せる)審議も省いた点は、傲慢さとして捉えられた点が強く、結局国民意見を二分してしまう。

7/3 : KDDIが通信障害、過去最大規模

61時間、合計3043万回線に渡って通信障害が発生、KDDI史上最大規模になった。73億円の補償額は一人あたり200円程度で、雀の涙ほど。ちょっとネットが使えない時間があったぐらいなら良いが、法人の業態によってはクリティカルなケースもあったはずだ。個人でも、いまや固定回線を誰もが引いているわけではなく、携帯会社の1契約のみでインターネットが楽しめるようなサービスを提供してきた部分もあるため、なかなか罵詈雑言がツイッターにも溢れた(あなたのインターネットはどこから?)。

ただ、謝罪会見で、社長が技術的な話題もきっちり説明する姿は非常に評価されたところもあり、責任者が取るべき手本になるような好印象も受けた。他社も対岸の火事ではなく、誰にでもミスは起きうるもので、どう減らすかに注力したいとコメントしていて、その点においては多くの社会人が見習いたい一例になったと思う。

7/3 : 統計史上最長の猛暑日

本当に暑い日が続くけど、円安やエネルギー資源高で電気代も高騰して、物価もどんどんあがる。

7/28 : 日本が最多の新規感染国に

まじめな日本人は未だにコロナの新規感染者をガッチリ数えていて、気づけば世界最多の新規感染国になる。屋外ではマスクを外してどうぞという政府の指針は一向に広まらず、真夏の暑い中必死にマスクを付けている様子はどうにも滑稽だ。そのくせ肝心のワクチンは、怖いだ、面倒だでろくに調べもせず打たないのだから、皆色々自分の都合の良いように解釈しているので、付ける薬もない。

同年代のまわりでは、年中罹るインフルエンザぐらいのつもりだが、歳を取るとそうもいかないので警戒する気持ちもわかる。高齢社会がそれを多数決でやると、経済そっちのけになるのだから、この状況が今後どういう負債になって顕現するのかと思うと、残念な気持ちにならざるを得ない。

7/11 : 未完の大作、ベルセルクが作者没後に連載再開

1989年から連載、2021年5月に作者が急逝した作品、『ベルセルク』が親友やお弟子さん達によって6/24より再開されている。毎回書き込みがすごく、第一部にあたるところからの急展開が印象的な本作。唯一、話の結末を作者の三浦氏から聞かされていた森氏がその作成に携わるという点にもドラマが有り、これはどこかでまとめて読まねばという気持ちになった。ただうろ覚えの部分はやらないにしても大分ボリュームと作画量は引き続きあると思うので、娘が読める頃に果たして完結しているのかは謎…

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