新生児に買ってよかったもの

娘の誕生からあっという間に生後一ヶ月が経ち、新生児から乳幼児になった。産まれるまでは何を買い揃えたら良いか迷う事が多く、色々参照しても今一つピンと来ない。特にYouTubeでよく見る育児用品紹介は、子供自慢に尺を費やされて全然頭に入ってこなかった。(動画はアクセスがより受動的で楽だけど、その分時間も奪うよなー)

そういうわけで、偶然にもこれを見つけた新生児グッズを探しているかもしれないあなたに、私の経験則を贈る。

farska コンパクトベッド

寝床はつくれる

ベビーベッドの導入など諸々考えた結果、部屋を移動しやすくコンパクトなものとして本品を選んだ。”つかまり立ちするようになるとベビーベッドに乗せるのに懸念がある”という諸先輩方のコメントを聞いたのが決め手だった。後述のユラリズムを導入するまで、リビングとベッドルーム間の移動でも楽だったので、帰省の予定が無くても可搬性の良さは助かった。その代わり、床置きなのでフロアマットに該当するものが必要だと思う。諸々カバーは丸っと洗えるのも助かったが、中身が本当に梱包材のようなスポンジなので、”これでこの価格…?”という気持ちは少しある(笑)

Baby smile ベビーアラーム E-201

転ばぬ先の杖、SIDS対策に

気にかけようとしても、乳幼児から目を離すことはどうしても多い。生後、入院時に使われていたベビーアラームが家庭向けにもないかと探したところ、この商品を見つけた。布団の下などに入れ、スイッチをオンにすると、呼吸が無い・弱いときにアラームが鳴る仕組みは、病院で使われているそれと同じだ。

基本寝ている間は付けっぱなしになるので電池は1月程で切れるが、電池寿命も予めアラートするようになっている。微弱な寝息のときや、寝相で所定の一からズレたりするだけでも鳴り、ヒヤッとする事はあったがその分精度も正しいように思う。一番鳴らしてしまうのは、こちらの消し忘れだが、意外にもこのアラーム音にうちの娘は全く反応しなかった(なんで?)。

多少は値段のするものかもしれないが、この手のものは導入せず万が一があった場合の精神的コストが計り知れないので迷わず買った。業務サイズのレンタルよりも手軽でスタイリッシュで、つきっきりにならない時間を買ったと思うと安い、オススメできる。

タンスのゲン ジョイントマット

いくらクイックルワイパーを掛けるとはいえ、フローリングにコンパクトベッド直置きは抵抗がある。そこで見た目は一気に子供部屋っぽくなると懸念しながらも、ジョイントマットを購入した。値段に対して使い切れないぐらいの量がくる(笑)ので、メルカリなどで残りが販売されてるのもよく見る本品。59×59が32枚でこの価格なので、汚れたら気軽に張り替えるぐらい気持ちで使える。ホワイトの木目調を買ったが、想定していたよりも育児ルーム感は薄れ、地べたにドカッと座れるのが特に楽だった。複雑な形に揃えようとすると木目の方向をずらす必要もあるが、カッターで簡単に切れるので、他の家具の配置を大きく変えずに敷設できた。

アップリカ ユラリズムAB

置けるだけで感謝

結論から言うと、必ず寝るわけでは全くないレンタルして本当によかった。ロックを解除すると静かな音で、上部のベッドを手動スイングすることができ、ACアダプタを繋ぐと自動で15分間、3パターン揺らし方で動かしてくれる。多くのネガティブレビューで見るのが、”揺らしても全然寝ない”と言うものだが、確かに乗せて寝るなら誰も育児で苦労しないだろう。モロー反射をオートカウンターのように構えているときは、置くだけで自殺行為だ。メロディーも鳴らすことができるとあるが、何か鳴らさないと寝ないレベルのときは、鳴らしたところで寝ないのでほとんど使っていない(大人の方は眠くなる)。

しかし、寝るまでずっと持ち抱えていなければいけないという時間を少しでも減らしてくれると考えると、レンタルの金額は投資対効果が高い。少しのグズリなら揺らしてれば鎮めることができた。授乳後のゲップ対応も、ある程度出たら傾斜をつけておいて置区けるので、手が離せる時間をつくれたのも大きかった。

本品は東京都の赤ちゃんファーストの対象製品でもあったので買っても良いと思ったけれど、“電動スウィングの荷重制限 : 8kg以下 / 手動スウィング : 9kg以下”だったため、うちの子の場合はあっという間に制限に届きそうという算段で3ヶ月レンタルにした。手動モデルでも十分仕事はしてくれるように思うので予算次第で検討されたし。

レンタル : ユラリズム オート AB アップリカ | Babyrenta

Anker Eufy Lumi

Hueさえ煩わしい、真夜中のオムツ・授乳対応

人感センサーライトは妊娠中から大活躍だった。これをトイレや洗面所までのルートに点在させると、点灯/消灯が格段に楽になる。全室Hueを導入しているが、それでも手元や音声でコントロールする煩わしさは寝覚めだと別格になる。アシスタントに話かけて、寝た子を起こすわけにもいかない。

センサーの感度がとても高く簡単に点灯するため、寝室内には置かなかったが、単4電池(3本)も全然切れないし、費用対効果が一番高く感じた。3つが1セットで販売されている。

People ラッコハグ

沐浴のテンションをあげよう

可愛いは正義なので、沐浴はパパ担当が多い父親諸君におかれましては、もう見た目だけで買ったほうが良い。背もたれ・外壁・ポール・足(x2)と空気を入れる場所が複数あるのは最初面倒だったが、各々硬さを調整でききる。特に背もたれは、あえて空気を抜き体重でリクライニングできるようにしておくと、やりやすさが全然違った。

よく破れるとのレビューを見かけるけれど、いっとき出荷していなかったようなので、製品改善したのでは勝手に推察して購入した。1.5ヶ月使っているが破損の懸念は今のところない。

まとめ

今回色々買ってみてわかったことは、選ぶのは親だが、使うのは新生児だということ。気に入らないと我慢してまで使ってくれない(哺乳瓶など)。大きな買い物はギャンブルになりがちだし、個体差という前提があって、あまり情報も役に立たないかもしれない。

一方で”どういう判断で買ったか”を考えるのは依然として親なので、期待値設定とバックアップを考えながらやれば、そこまで外す事はないと思う。特に産後あれこれ揃えるのは大変なので、ここぞとばかりに父親の出番になる。ぜひ参考にしてほしい。

最後にメーカーの方へ。無駄なパステルカラーは本当に家の中に置きたいか一度胸に手を当てて考えてみて欲しい。ラッコハグぐらい振り切っていたら別だけれど、なぜその色にしたのだろうかと思う製品があまりに多い。使うのは新生児だが、買うのは親だということをお忘れなく。。