この投稿は、娘が「あなたがこれぐらいの大きさだった頃、こんなニュースがあったよ」ということが後から知れるように、今月個人的に気になったニュースをまとめている。
気になったニュース
5/10 : 任天堂も減収減益
令和4年度が始まり、成人年齢が146年ぶりに変更された。すでに選挙権は18歳に引き下げられていたため、その乖離を是正し、若者の選挙参加意識を責任とともに持たせることが狙いと言われている。ただ、”シルバー民主主義を打破すべく!”というのがどうもポーズに見えるのは、クレジットカードの作成・ローンを借りる・一人暮らしの部屋を借りるなどが18歳から可能になり、経済的なパイを増やしたい意図も透けて見えるからだ。十分な金融教育が行き届いているならさておき、これからはじめるような国で、果たして詐欺のいい対象(カモ)にならないだろうかと懸念する。
一方で、様々な事情で親の同意なく、上記の契約が必要な若者がいることも事実だろうから、功罪あれど、一方的に反対はできない。”18歳は世界的に採用されている成人年齢だから安心”と言いたいところだが、常に考えることが大人には、これからは18歳にも求められる。
5/31 : いよいよ上海のロックダウンが解除に
それもこれもサプライチェーン停滞の一因には、中国のロックダウンがある。工場で作ったものを出荷しようにも中継地で誰も外に出られないので、物流はもちろん、全く仕事が回らない旨を人伝にも聞いた。
これは中国政府の敷く、ゼロコロナ政策が要因として挙げられ、国産ワクチンがオミクロン株に対抗できていない・未接種の高齢者の死亡率が(打ってくれないので)高い、など対抗できているという体裁を保つにはしかたない状況に追い込まれているようだ。
これがようやく6月から解除されるそうだが、3/28から丸2ヶ月外出が禁止されるという状況は、中国国民にとって大変な労力でもあったと思う。とても民主主義国家では良くも悪くもできない長期戦だ。
しかし、”世界の工場”以上に、今や世界経済と密接に携わりながらも、独自路線や思惑をかざす大国・中国の影響力は日に日に大きくなっているのだと感じる。ウクライナ戦争以後、どうにも穿った見方をしてしまいがちなのは良くないことなのだが。。
5/11 : iPod シリーズの販売が終了
来るべくして来たという印象。私は第4世代、nano(1G,3G)、touchと使ったように記憶している。テープとMDポータブルプレイヤーも使っていた世代だけれど、デジタルに移行して、メディアの差し替えがないという体験は、何より手軽だった。今の子供に説明しても、当たり前すぎてピンとこないだろう。
しかし、音楽を聴くデバイスは身の回りに溢れ、それ単体の製品需要はカテゴリとして維持するに難しい状況だったと思う。(この会社にしてはだいぶ延命させた方だと思う)
余談だが、年々音楽を聞かなくなっている。サブスクリプションによる試聴体験が、いつでもどこでもどんな曲でも手軽に聴ける利便性とともに陳腐化させているという点もあるが、気づくと昔の曲ばかり聞いていて、新しいものに飛び付いたり執着していない。いわゆる”慣れ”とか”老化”なんだろうけれど、多感な青年期に音楽をどう聞いたかを一生話している大人はこうして出来上がるのだなと身をもって体験している。
5/16 : コロナ禍、グローバルダイニングに対するとの時短命令は違法
コロナ禍で飲食店に営業自粛要請を都が出した。それに従わなかった飲食店は多々あったが、グローバルダイニングは、補助金は全く見合わず、かつ時短命令に憲法に準じた拘束性や感染予防対策効果がないものとして、堂々と営業していた。
その正当性は議論の余地があるのかもしれないが、確かにいくらでも同様の店舗がある中で、名指しで都政が科料を違反者に課すと規模の大きい飲食店グループを見せしめにしようとしたのは悪手だった。なにせ、政府の後手後手の対応、国と都の連携不足に国民は辟易しており、グローバルダイニングを後押しする声も強かったように思う。むしろ良い宣伝になってしまい、連日満席で賑わっていたというから、今度は真面目に言うことを聞いていた方が損する格好になってしまった。それもこれも、そういう政治家で作られた政府しか選べない、我々国民の意識の低さが映し鏡になっているとも言える。
5/16 : マクドナルドがロシア事業を売却、撤退
ロシア国民にとっては大きな出来事だそうだ。というのもアメリカ資本主義の象徴的なファーストフード店は、冷戦後、西側諸国のものとして1990年にロシアにオープンした。91年にはソ連が崩壊し、それまでとは違う文化の象徴として親しまれ、30年根付いた。それが今逆戻りするのは、若い人にとっては初めてでも、30歳以上の人には旧社会主義国家時代に逆行するような印象をもたらしているのかもしれない。
「マクドナルドがある国同士は戦争したことがない」という話があり、民主主義体制が整っている国に進出しているため戦争が起きないとされていたそうだが、戦争後撤退するという最悪の事態は今も続いている。
また、フィンランドとスウェーデンはNATOに加盟申請をした。
5/17 : Fall Guysのfree to playが発表
後発のバトルロワイヤルゲームながら話題を博したFall Guysが基本プレイ無料になることをアナウンスした。
ジョー・ワルシュは『痛快なりゆき番組 風雲!たけし城』や『SASUKE』のようなテレビのバラエティ番組や『ワイプアウト』などの障害物レースをヒントにゲームを企画した。
https://ja.wikipedia.org/wiki/Fall_Guys
とある本ゲームは、シューター系のバトロワばかりの昨今からすると、子供にも遊んでほしいゲームだなと思い楽しみにしている。
5/9 : 表参道・新潟館ネスパスが23年度一杯で営業終了
新潟出身の友人が多く、自動車免許は新潟でとったぐらいの縁はあるのでちょくちょく行っていたのだが、老朽化を理由に閉館に。今後どこに移転するなどの情報はないけれど、日本酒はよくここで買ったなぁと懐かしく思う。にしても、表参道ヒルズの真裏という好立地なので、アンテナショップにしては割高な場所なのかもしれない。
5/12 teenage engineeringのOP-1後継機、「OP-1 field」が発表
友人が子供にシンセを渡して遊ばせているのを、DAWに娘も興味を持ってくれたらいいなと思っていたのだけれど、全モデルから為替もあるが概ね倍の価格というのは、よもやパソコン買ってやるよ…という金額なので手は出ない。しかし、そうした音楽制作はパソコン一強のような環境下でも、まだまだシンセサイザーを再提案するような製品が出続けることは、いい話なのではと思ったガジェット。