この投稿は、娘が「あなたがこれぐらいの大きさだった頃、こんなニュースがあったよ」ということが後から知れるように、今月個人的に気になったニュースをまとめている。
気になったニュース
3/23 : ウクライナ侵攻から1ヶ月を目前にゼレンスキー大統領が日本国会で演説
ウクライナ侵攻から一ヶ月が経過した2022年3月。今月も目に留まるニュースはこれ一色だ。各国がロシアに対する経済制裁を強め、各企業も販売活動を次々に停止していっている。ウクライナのゼレンスキー大統領は、支援と対ロ制裁を継続を求め英米の国会でスピーチを行った。日本でも、侵攻から一ヶ月を目前に控えた3/23に行われた。
一方のロシアでは、化学兵器を含めた非人道的な兵器利用まで及んでいる報道があり、当初2日で制圧できるとされていた想定からは大きく覆っている。ロシア国内では戦争を正当化するプロパガンダに反発し、国営放送で放映中に反戦を訴える事件もあった。残念ながら反戦は、そのプロパガンダのせいで、世論としても少数意見に留まっているという話もニュースで目にした。
国際社会が制裁すればするほど、ロシアは核の驚異をチラつかせ最悪の事態になりかねない一方、ウクライナでは死者も公園に埋めるほかないような事態になっており、ジレンマは依然続きそうだ。親露である中国は国際社会からの経済制裁を受けたくないが、秘密裏にロシア原油を購入し、結果経済支援ている報道もあり、仲裁役にも消極的と言われている。どういう出口が待っているのか、引き続き世界が注視する話題になっている。
3/28 : 一時125円まで円安に
戦争における有事のドル買いや、アメリカの利上げを要因にドル高になっている。円安がここ数週間で急激に進み、身近なところでは、輸入品がどんどん値上がりしたり、(コロナ禍で直近の予定はないだろうが、)海外旅行も普段以上に高く付くのが懸念だ。日本もアメリカ同様にインフレして給料も上がれば話は別だが、観光客を呼び込めるわけでもないこの状況で経済にとってプラスに働くとは思えない要素だ。個人的には教育資金に米国の投資信託・ETFを積み立てているが、これから買う分はどんどん高くなるので、気が重い。これを娘が読む頃には公立受験でお願いしたい。。
3/15 : 確定申告の締め切り間近でe-Taxがダウン
システム障害で案の定延長対応になった今年の確定申告。私も締め切り前日の障害発生前にギリギリ終わらせたけれども、多くの大人が夏休みの宿題のように直前まで動かないことが立証されたニュースでもありました。。確定申告を、特別なカードリーダーを用意せず、全部オンラインでできるようになったのは、ここ数年のように感じるが、初めてマイナンバーカードの認証を使ってみて、認証の多さがまずかったのは明白に感じた。”何回本人確認すんの? “というぐらい、システムログインだけでなく、あらゆる場面でカードを読み取らせるので、これは要件定義が利便性より堅牢性を極端に重視しすぎたんだろうなと想像した。
3/4 : iモード卒業公演
スマートフォンが普及する以前に携帯電話として普及したドコモのiモード・FOMAのサービス終了にあたり、広報活動の一環として作成された動画が話題になった。当時の端末にある特徴を懐かしく振り替えれるもので、伸縮するアンテナを伸ばして電波状況を改善しようとしたり、定期的にしか受信しなかったメールを手動で何度もセンター問い合わせしたりするローテク感は、今の子供達には信じられないだろう。技術の変遷よって、同じく生まれては消えたカルチャーが総括されているものは、改めて見ごたえがあると思う。
3/4 : ソニーとホンダが合弁会社を設立、EVを共同開発へ
電気自動車が段々と珍しいものではなくなってきた昨今、元来自動車メーカーではない企業が参入するニュースとして、ソニーとホンダの提携が発表された。つい先日、ソニーはオーストラリア企業に生産を委託して自前で実施する計画を発表していたが、家電とは違うサポート体制の必要性から今日に至ったともされている。ホンダは昨年2021年に自動運転のレベル3搭載車種を世界で始めて販売開始しており、レベル4の実験にも至っている。そのため、ソニーが担うのは画像認識もそうだが、エンタメやネットワーク周りと言われている。
3/9 : 小島秀夫 監督が芸術選奨 文部科学大臣賞を受賞
デススト愛を語ると長くなるので割愛するが、ゲームクリエイターの小島監督が文部科学大臣賞を受賞。ゲームPlayStationを提供するSIEが、既存PS PlusのサービスをEssentialとし、その上位プランにExtra、Premiumの計3プランを用意する。加入者はそのプランに応じて対応タイトルを遊べるというもので、先の小島監督のDEATH STRANDINGもこれに含まれるという。詳細なタイトルのリストはまだ公開されていないが、ゲームもサブスクリプションサービスになっていく過渡期として布石になりそうだ。まだ現時点では、新作のファーストタイトルと呼ばれるものはこれに含まれず買い切りになるようだけれど、いずれ他のサービス同様、発売時から加入者に提供されるようになるのは時間の問題だと思う。
3/29 : Play Station Plusがサービスを拡充、過去のタイトルを上位プランで加入者へ提供
PlayStationを提供するSIEが、既存PS PlusのサービスをEssentialとし、その上位プランにExtra、Premiumの計3プランを用意する。加入者はそのプランに応じて対応タイトルを遊べるというもので、先の小島監督のDEATH STRANDINGもこれに含まれるという。詳細なタイトルのリストはまだ公開されていないが、ゲームもサブスクリプションサービスになっていく過渡期として布石になりそうだ。まだ現時点では、新作のファーストタイトルと呼ばれるものはこれに含まれず買い切りになるようだけれど、いずれ他のサービス同様、発売時から加入者に提供されるようになるのは時間の問題だと思う。
3/22 : 初めて「電力需給ひっ迫警報」が発令
3/16にあった地震の影響で火力発電所が停止、三寒四温どころか雪まで降ってるような天気で、暖房などの利用から停電の恐れが予告された。節電を呼びかけるテレビの電力消費が高いというのは、東日本大震災のときに聞いた皮肉だった。11年経ったいまでも同様の事態になろうとは思わなかったが、決定的に違うのは原発の利用を制限しているからと言われ、私はこれの是非を論じるほど話題に明るくないのだけれど、いずれ議論は再燃するのだと思う。なんとかま停電を免れた翌朝のニュース番組では、早速スタジオの照明を落として運営しており、少しずつでも世の中は良くなっているのではないかと思いたくなった。
3/24 : 全ての都立校でAdobe導入
世の中が良くなっているといえば、最近の子供は学校でAdobeのソフトウェアが使えるようになるという。GIGAスクール構想でICT教育を促進するべく一人一台パソコンやタブレット端末が配備されたのはつい最近の話だが、ハードウェアだけでなく、ソフトウェア面でも大きな進展だ。昔、私の父親が仕事の関係でPhotoshop / Illustratorを利用していたが(使いこなしてはいない)、子供ながらに初めて見たときはベジェ曲線だけで感動したのを覚えている。昨今のサブスクリプションと違って、買いきりだった当時は敷居の高いソフトウェアだったが、Express版でも入り口としては十分すぎる体験になるだろう。
3/28 : NVIDIAが2D画像から3Dシーンを瞬時に作成する技術を開発
AIで3Dシーンを平面画像から生成する技術デモのニュース。AR/VRがまだまだ普及しているわけではない昨今、コンテンツの生成にこの手の技術は大きく貢献するだろう。2022年の人類は、まだこれがどんなふうに役に立つのか自分も含めほとんどの人が想像できていないが、携帯のカメラで撮った動画から3Dシーンとして再生できるようになる日もそう遠くないのかもしれない。